2008年のはじまり

新年あけましておめでとうございます

新年早々、江口先生の激に目が覚めてしまいました。
てなわけで、ブログでも書きます。
4年生は、いよいよ卒業まで秒読みですね。管理栄養士の試験までは、正味10週間というところでしょうか?そこで、受験スキルの話を少し。

皆さんは、大学の受験の時、時間配分はどうでしたか?時間一杯ぎりぎりまでかかりました?
私が受験生のとき口を酸っぱくして教わったことは、
「試験問題は半分の時間で解け」
ということです。
 大学入試だけではなく、運転免許の試験など、どんな受験問題でもそうですが、いきなり受験勉強もしないで受験した場合、普通のペースで問題を読み解答していると、全ての問題を解くことが不可能な程度の問題数が設定されています。
 これを半分の時間で解けというのですね。ま、目標値ということですので、3分の2の時間でもいいのですが、いずれにせよ、
「スピードが必要」
ということにはかわりがありません。
そこで「半分の時間」が設定されるわけです。
では、果たして半分の時間で解くことが可能なのか?
今読んだ人は、「無理無理」と笑っていることと思いますが、これが出来るようになるんですねぇ。不思議と。
しかし、漫然と受験勉強をしていては、これは達成できません。
それを達成するもの。それが
「反射」です。
問題を考えて解くのではなく、反射的に答えを吐き出す。まるで機械のように。ま、スポーツと考えてもいいかもしれません。
野球に譬えれば、
「球をピッチャーが投げるでしょう、んで、バッターボックスに立っている私の3メートル前ぐらいに球が来たら、構えているバットのグリップに力を入れて、バットを回転させて、しかるべきスピードで、球の弾道に添うようにバットを走らせて、インパクトの瞬間に、手を絞るようにはじき返す。そして、バットはそのまま振りぬく!」
なんちゅーとこを、アタマで考えながら球を打とうとしても、絶対に打てませんね。反射的にバットを振って、打っている。
同じように、
「えーっと、栄養というのは、体に必要なものだったよね」「ん?何々?カロリー?えーっと、カロリーてのは熱量のことでぇ・・・」などと、一々、問題文の意味を考えていては、とても問題をこなしきれません。
ま、ヒドい譬えだけどさ(笑)。
問題を一瞥した瞬間、「あ、この問題は、ここを聞きたくて、おそらく、ここに引っ掛けがあってだな・・・・」と問題を想定して、解答をあらかじめ想定しつつ、解答欄を見て、確認する。
これが反射的解答法で、これをやらないと、半分の時間で問題を解けません。
では、どうすれば、反射的に解答できるようになるのか?
これは、バットの素振りと一緒です。
「反復練習」
これしかありません。
シューティングゲームで、だんだんと1面をクリアするスピードが上がるのは、反復練習をするからです。なんとなくバットを振っていれば、球にバットが当たるようになるのは、やはり反復練習をしたからです。試験も実は同じメカニズムが必要なのですね。
「反復練習によって、アタマから、カラダに記憶の場所を変更する」
「考えるのではなく、反射的に解答するスタイルにアタマを変更する」
これ、まんまスポーツです。

では、より具体的にはどうするのか?
過去問を、厭るほどやる。しかも、時計に合わせて。
例えば、250問の問題があるとします。試験時間は2時間だとします。単純計算で、1問約30秒が試験の持ち時間です。これを15秒で解く。解けなかったら、強制的に次の問題に行く。一応、1時間で終わりますね。
これを、1日数回やる。3~4時間で終わります。初日は、全く問題が解けないと思います。しかし、1週間続けると、なんとか問題は読み終わるようになります。2週間目には、なんとか解答を書けるようになります。
この過程で、解答時間を最小にするための、目の運び方、読むスピード、姿勢、ペンの持ち方などのスキルが自然に身につきます。

ま、だまされたと思ってやってみんさい(笑)。

今年もよろしく。