書くモード

 JICAの事業提案書を書いています。来週の月曜が締め切りですが、郵送の日数をカウントして、実際には今週の金曜日が実質の締め切りです。あと4日だね。
 しかし、他の先生方に手直しをお願いしなければならないので、昨日を第一次締め切りと自分に決め、先週の金〜日の3日間必死で書きました。現在までのところ、合計30ページ。単純計算で1日10ページですが、実質は、1日15〜20ページといったところです。
 何故か?
 今回もつくづく思いましたが、私はだらだらと書くのが苦手です。だらだらとするのは好きですが・・・。集中してガッと書く。てか、そうしないと書けない。
 このガッと書くですが、体がこのモードに入るのに、ちょっと時間がかかります。先週の金曜日「さぁ、月曜日までに書かなきゃ、3日あるけど、1日8時間として、24時間かぁ」。「とりあえず、タバコ吸うかぁ。すっぱー」
 気がつくと翌朝でした。
「うーやばい。あと16時間だ」
 そこから必死でページを埋め、なんとか月曜日の朝には、30ページになっていました。
 最初の1日は何をしていたのか?
 今回のケースは、関連するホームページをあちこち見て歩いていました。中国の統計、経済指標、いろんなところで書かれた報告書。つまり、ネタを仕込んでいたんですね。
 文書を書くためのネタを仕込み始めて、ある域値を超えると、何故だか、ピーンと書くモードに入ります。そこからはただひたすら書く。狂ったように書く。「あ”〜〜〜、肩痛てぇ〜」とか「う〜、ちきしょ〜」とか、ぶつぶつ言いながら書きます。
 結局、書けなかった部分もあったのですが、今回は他の先生方の都合もあったので、月曜日の朝(久しぶりに徹夜しちまった)、メールで回覧しました。
 今日はその翌日。書けなかった部分のネタの仕込を今からやろうと思います。
 論文も同じようなものではないでしょうか?私は、いつもこのパターンですね。博士論文の時は、これが1週間に変わっただけです。
 さて、この文章で私は何を伝えたいのか?
 必ずしも、こうやって書く人ばかりではないとは思いますが、書き始めるには、結構、力が必要です。自動車が発進するときに、一番エネルギーを使うように、論文を書き始めるのにもエネルギーが必要です。
 授業のレポートは、勝手に先生が締め切りを決めてきますから、いやおうでも書かねばなりませんが、割かし自由な実験や論文の場合は、ほっておくと、あっという間に、時間が経ちます。
 先日、ヒメマツタケグループに宿題を出しました。大した内容ではありませんが・・・。
 手をつけた人いますかね?もし、いたら、メッセでファイルを送ってください。「えー来月来るときまでにって言ったじゃん?」と思った人。ええ、それでも結構です。んが、今後のためにアドバイスしておきます。
 「やれと言われたことは、言われた時にやっておけ」
 「思いついた時が吉日」
 これ、仕事を早く、効率よく終わらせる秘訣です。
 正直に言って、学生のみならず、社会人でも、仕事と時間の管理が自分できちんとできる人は稀です。だから、出来なくても気にする必要はないのですが(私も不得意です)。そういう、仕事管理が不得意、あるいは未熟な人は、上のコトバを実践するだけで、他人の2倍仕事ができます。ホントです。
 「どーしても出来ない時もあるじゃん?」と思う人もいるでしょう。稀にそういう時もありますが、大抵は、ちょっと工夫すれば出来ちゃうのが不思議です。
 そういいつつ、江口先生に言われた論文の原稿を「そのうち、そのうち」とうっちゃってしまっているのは私ですが・・・(笑)。

仕事の効率を上げたい人は、是非一読を。

知的ストレッチ入門―すいすい読める書けるアイデアが出る

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