やりたいこととできること

スキル派のきのこやです。
3年生はブログ読んでますか?書いてますか?

 さて、8月ですね。試験も終わりほっとしているところでしょう。楽しい夏休みが始まりますが、ここでちょっと卒研のことでも考えて見ましょう。

 そこでタイトルのこと。

 自分のやりたいこととできることを、よーく考えてみよう。
歓迎会で4年生の先輩が皆、異口同音に言っておりましたが、研究ができるようになるための下準備は、意外と時間がかかります。
 例えば、松田さんが指摘したように、ゾンデができるようになる=再現性の高いデータが取れる(大前提)、ようになるのに1ヶ月を要します。研究はそれだけではないわけで、例えば、研究材料を作るための、凍結乾燥の技術や、抽出の技術も習得にそれなりの時間がかかります。
 このへんの勘所は、実は教科書を読んでもあまり書いてありません。
 初学者の研究計画を聞いていると、実は、このへんの事情、つまり、準備に要する時間というものを考慮していないことがままあります。ま、現場の知識がないので当たり前ですけどね。
 先日、興味深い事件がありました。ある学生が、一晩シェーカーを動かして抽出をしていたのですが、翌朝、来てみると電源が落ちていました。誰かが帰るときに、気を利かせて電源コードを誤って抜いてしまったんですね。
 電源を抜かれてしまった学生は可哀想ですが、こういう双方の不注意(機器を一晩使う人間は、「止めないでください」と書くべきでしたし、電源を抜いた方は、その電源を抜くと何が止まるのかを確認すべきでした)による事故や、予想外の問題は、結構起こるもんです。特に、初心者だとなおさらです。
 さて、問題はこれからです。不注意による失敗は、まぁ、しょうがない。では、すぐに翌日やり直せるか?もし、機械を他の人が使っていたら?次の日は就活で学校に来れないとしたら?翌日が日曜日で研究室が使えないとしたら?バイトの遅番があったら?1ヶ月かかってくどき落とした女の子とのデートの約束があったら?
 そう、学生はプロの研究者ではないので、意外と忙しいのです。しかも、研究室の機材は、自分一人で使うわけではないのです。
 長々と書きましたが、つまり、時間は意外と少ない。
 その少ない時間の中で、できることとできないことを考えて、ちゃんとスケジュールに乗せてやらないと、締め切りまでに卒論を書くことはできません。
 でも、そんなこと、自分の頭で考えても答えはでませんよね?だからこそ、ブログがあり、先輩とのディスカッションがあるのです。
 そのためには・・・・
 遠慮しないで、先輩に質問ができるコミュニケーション環境が必要です。その一助にこのブログを活用してください。
 さらにもう一つ。授業の合間に、研究室にお茶を飲みに来て下さい。
 「毎日1回は研究室に顔出さないと、なんか調子悪い」となったらしめたものです。
 さらに、先輩から用事を頼まれるようになったらかなりレベルアップですね。
 研究室でお待ちしております。
 あ、私は、月曜日までだったwww。
 そういう時は、メッセで会いましょう。